2023年シーズンのプロ野球リクエスト(ビデオ判定・リプレー検証)結果を集計しました。
リクエスト回数が多かった球団チームは中日の55回、少なかったのは阪神の31回で倍近い差がありました。
リクエスト集計表
▲▼で並び替えできます。
成功率=誤審率 ということになります。
チーム | リクエスト数 | 成功数 | 成功率 | 失敗数 |
---|---|---|---|---|
中日ドラゴンズ | 55 | 13 | 23.6% | 42 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 53 | 14 | 26.4% | 39 |
横浜DeNAベイスターズ | 52 | 8 | 15.4% | 44 |
北海道日本ハムファイターズ | 51 | 12 | 23.5% | 39 |
埼玉西武ライオンズ | 50 | 13 | 26.0% | 37 |
福岡ソフトバンクホークス | 47 | 12 | 25.5% | 35 |
千葉ロッテマリーンズ | 45 | 11 | 24.4% | 34 |
東京ヤクルトスワローズ | 45 | 12 | 26.7% | 33 |
広島東洋カープ | 41 | 8 | 19.5% | 33 |
読売ジャイアンツ | 41 | 11 | 26.8% | 30 |
オリックスバファローズ | 37 | 12 | 32.4% | 25 |
阪神タイガース | 31 | 5 | 16.1% | 26 |
計 | 548 | 131 | 23.9% | 417 |
判定が覆る割合は4回に1回ほど もう導入以前には戻れない
2023年シーズンのリクエスト総数は548回。
成功が131回なので、その成功率は23.9%でした。
悪意のある言い方をすれば、成功=誤審とも言えるわけで。
際どいプレーに限ってはいるものの、その割合が4回に1回というのは思いのほか高確率に感じます。
ただ、リクエスト制度が導入されて6年が経ち、リプレー検証のスロー映像で見ても判断が難しいプレーの多いことをファンが十分に理解するところとなりました。
それにより審判へのリスペクト度が低くなることは無いのかなと感じています。
導入時は賛否両論あったリクエスト制度ですが、もう導入以前には戻れませんね。
リプレー検証の誤審と思われる事象がゼロという訳では無いものの、スッキリ感は確実に向上していますので。
チーム別 リクエスト数と成功率(誤審率)
【リクエスト数】
最多 中日 55回
最少 阪神 31回
【成功率(誤審率)】
最高 オリックス 32.4%
最低 横浜DeNA 15.4%
【比較】
それぞれダブルスコア程も差があるというのは意外でした。
理由ははっきり言ってわかりません。
リクエストは、際どい判定で不利な場合にするものなので、リクエスト数の多い少ないでそれを相対的に比較できると考えます。
【リクエスト数】
多い = 際どい判定は不利な場合が多い
少ない = 際どい判定で不利な場合が少ない
また成功率の高い低いは、誤審率の高い低いに言い換えることもできると思います。
【リクエスト成功率】
高い = 誤審率が高い
低い = 誤審率が低い
【相対的な比較】
★阪神 少ない(31) ⇒ 低い(16.1%)
★オリックス 少ない(37) ⇒ 高い(32.4%)
★横浜DeNA 多い(52) ⇒ 低い(15.4%)
★東北楽天 多い(53) ⇒ 高い(26.4%)
東北楽天はちょっと気の毒な感じです。
判定が覆ると何となく面白い
判定が覆る場面に出くわすと、下衆感情の面白感を覚えてしまうのは私だけでしょうか?
当事者の人達は大変なのに、まったく酷いものです。
誤審を正解に、正義に復帰させた。
無意識に勧善懲悪と勘違いしてスッキリしてしまっているのかもしれません。
もっともこれも、新たなプロ野球の楽しみとして既に許容されているように思います。
もちろん、それが誹謗中傷等を伴うものであったとしたら、それは許されないことであるということは言うまでもありません。
⇒直近10年(2014~2023)与死球数集計
多い球団、少ない球団?
危険球、骨折、登録抹消?
対戦カード(直接対決)別の状況は?
コメント
去年の阪神か…。あまりに余裕すぎてリクエストしなかっただけなんだよね。岡田は笑ってばっかだったし。
まして京田ブロックや、ビデオで明らかなのに覆らないとかも多かった。
回数制限もあるし、本当の誤審率とは程遠い。